最近、よく聞く「カウンセリング」や「メンタルヘルス」。インターネットで検索しても、たくさんのカウンセリングルーム、セラピールームがズラリと並びます。
これだけ数が多いと、はじめての方は選ぶのも難しくなってしまいます。また、人と人との相性ですから、「カウンセラーに会ってみないと分からないし……」なんて考えると、どうしても二の足を踏んでしまうものです。
以下に、みなさんに少しでも軽く一歩目を踏み出していただくためのアドバイスと注意点をまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
周囲の仲間や世の中の人と比べたら、「これくらいの悩みは、まだ軽いほうなのかなぁ……」と我慢している方もたくさんいらっしゃいます。「自分にとっての悩み」や「彼女(彼)の悩み」ですから悩む基準は人それぞれバラバラです。
比べる方法もありませんし、その必要もありません。自分がつらいなぁ、苦しいなぁと感じたら、できるだけ早めに相談に行けるといいですよね。
「ちゃんと悩みを伝えられるかなぁ……」「上手く説明できるかなぁ……」といった不安は付きものだと思いますが、事前にまとめて話す準備をしていると、それだけでもハマってしまいます。いろんなカウンセラーがいらっしゃると思いますが、相手はプロです。リラックスできて話しやすい環境をつくってくれると思いますので、ひとつカウンセラーを信じて任せてみましょう。
通うだけで疲れてしまっていては本末転倒。家の近くや通勤ルートなど、日常の生活圏内の便利な場所にある、空いた時間に気軽に立ち寄れるようなカウンセリングルームがおすすめです。
1回のカウンセリング時間は、30分、60分、90分、120分とカウンセリングルームによって様々。カウンセリングの後にすぐ約束などが入っていると、「時間が気になって集中できない……」なんてこともあるでしょう。
そうなると、自分を見つめるためのせっかくの貴重な時間も、もったいないことになってしまいます。あらかじめ時間を確認して、お友達とも余裕を持って約束しておくといいかもです。
カウンセリングルームによって料金体系は様々。お財布と相談しながら、無理なく通えるカウンセリングルームを選びましょう。延長料金やキャンセル料金が発生するかどうかも要チェック。
また、基本的に後払い制のところが一般的ですが、前払い制のカウンセリングルームもあります。料金の支払い方法も事前にチェックしておきましょう。
少しでも気軽に足を運べるように、気になることや心配なことがあれば書き出してみて、遠慮なく質問してみましょう。
メールや電話での応対ひとつとっても、そのカウンセリングルームを知るヒントになります。受け答えから「丁寧さ」や「誠実さ」を感じるようなカウンセリングルームを選びましょう。
話をよく聞かずに、すぐに自分の意見を押し付けるカウンセラーや、相談者を否定するようなカウンセラーではなく、じっくりと相談者の悩みを聞き、親身になってココロの中を理解してくれるカウンセラーを選びましょう。
予約を取ったときには一杯いっぱいだったのに、いざカウンセリング当日になってみると「けっこう落ち着いていて大丈夫」なんてこともよくあります。こんなときにはキャンセル料さえ発生しなければキャンセルするもよしですが、自分が落ち込んだりハマったりしたときに繰り返している思考のパターンや行動のクセなどを、違う目線を交えながら考える「予防と対策」の時間にできるといいかもです。
カウンセリングを受けるきっかけは、人それぞれ。カウンセリングって聞くと「何だか怪しそう……」とか、「何をされるか分からない……」などといった不安をお持ちの方も多いと思います。ですが、カウンセリングを受けて楽になった方も、悩みを少しずつ解決できた方もたくさんいらっしゃいます。
「カウンセリングってどんな感じ?」と気になる方は、実際に受けた方のカウンセリング体験談を読んでみましょう。